それは人間としての基本感覚機能である五感の一部が奪われて,嗅覚と触覚に特化した人間になるからである.
あのゴム独特の臭いのいやらしさ,ぴちぴちと皮膚に密着したゴムの感触(拘束感もあるし),
あれがなんとも言えないゴムを好むきっかけになるのだろう.
(まぁ,いろいろと混合したフェチはあるのだが)
ゴム手袋をしたらその手の感触が忘れられずに,実験室の引き出しに2セットのゴム手袋が入っている.
さらに,思わずもう1セット自宅にまでもち帰ってしまうくらいにゴム手袋が気に入ってしまったわけだが......
ジャーア,ゴム製のシートで太腿を締め付けたら,どんな感じになるのだろうか?
ゴム挽きの雨合羽を素肌にまとって,雨の中を歩くと,梅雨期であれば内側も外側もびっしょりと濡れてしまう.
このゴムのごわごわとした弾性的な擬似皮膚と手首を水が侵入しないように締め付けてくるゴムによる皮膚の痒み
あのゴム特有の匂い.ゴムをまとった皮膚の濡れと痒み,これらの刺激が心地よくなってくれば,ゴム・フェチである.
もっと言えば,薬品系の匂いも好きなんではないか?
水道水の塩素系の臭い.石鹸系のソーダ臭.虫を追い出す蚊取り線香の香り.
小さいころからそういった化学物質に触れる機会が多い人間には,
それらのものに好奇を感じるってのはごく自然なことなのかもしれない.
そして臭いか,皮膚感覚のどちらかを思い出すと,過去の経験が快感に結びつくのかもしれない.
結局あの感触がなんとも言えないように,あの香りが本能の快感を呼び起こすのだろう.
ぶかぶかのゴム手袋ではなく,ぴっちりしたゴム手袋を装着したときのあの拘束感.
とくに俺にはスキマなく,たるみもないゴムの張りつき感がなんとも言えない.
さらにもっと言えばゴム特有の皮膚との摩擦と滑り,あの引っかかるような感じがなんとも.....
そしてそれに伴う閉塞感,鬱血感,ゴムをはずしたときに訪れる開放感.
これは家庭用のゴム手袋より,医療向けのゴム手袋の薄さと金属突起による破損の脆さの気味悪さへと展開して行く.
であれば,つぎはコンドームの装着感だある.
これも極薄ゴムによる拡張に対する拘束なのだが,君の性器のセンサにはそれが感じ取れるのだろうか?
コンドームを購入するときには小サイズを指定して,勃起サイズ自信があれば,
ゴムの弾性と興奮による拡張がバランスする瞬間を感じられるセンサであれば,
本番の時には,それこそ第2の皮膚感覚として,ゴムの密着感を楽しめるのかもしれない.

