日本では成人男性の半数以上がSEXの買春経験があるという.40歳前後の男性になると6割〜7割に達し,女性について調べたデータはないが,売買春を合法化しているどこの国と比べても,日本が売買春天国であり,売春防止法が無力化されていることが明らかになっている.
つまり誰もが違法行為を犯している場合には,そのうちのどれを摘発するかは,警察の恣意になる(交通取り締まりの速度違反検挙と同じである).この恣意が公正な警察活動をスポイルし,結果として警察利権の温床となる.と同時に,見逃されて放置される違法行為の周辺には,警察を呼べないために,危険に晒される男女が潜んでいるのだ.
宗教的な理由からか,あるいは性が苦手な道徳主義者が,良かれと思って展開している「性の商品化・撲滅運動」は,売防法の温存を通じて,社会的害悪を垂れ流し続けているのだ.
ところで横浜・黄金町のチョンの間街も神奈川県警察の徹底的な摘発(?)により,いまではゴーストタウンと化している.夕方や遅い時間に高架下の脇を通っても,部屋から漏れるアノ赤い光は,いつの間にかパトライトの赤い光に変わってしまったのだ.
知らぬ間に京浜急行の高架下には「派出所」(プレハブの現地指揮本部)までが出来てしまっているのだ.
これでこの7か月に及ぶ神奈川県警の裏風俗に対する取り締まりの「本気」さを十分に感じ取れるだろう.
まず漆間巌警察庁長官が2004年11月に視察の際に同行した伊藤県警本部長は,12月1日の記者会見で「横浜開港150年を控えた国際都市として恥ずかしい」と述べ,裏風俗撲滅への強い姿勢を示した.
こうして神奈川県警を中心とした売買春店が半ば公然と軒を連ねる黄金町周辺(横浜市中区)の浄化作戦が,2005年1月11日より本格的に始まったのだ.伊藤茂男本部長をトップとする総合対策推進本部を設置して,横断的な組織運用で集中的,波状的な取り締まりを続けてきた.
神奈川県警によると,京浜急行電鉄の高架下にある黄金町駅から日の出町駅までの歓楽街にはおよそ500mの区域に約260軒の「特殊飲食店」(ちょんの間売春街)が立ち並び,暴力団など風俗犯罪の温床となっており,体感治安の悪化にも拍車を掛けていた.
総合対策は「バイバイ(売春,買春,BYE BYE)作戦」と命名し,刑事部,生活安全部など「神奈川県警の総力を結集」して24時間体制でおよそ30人の警察官を投入して取り締まりを進めてきた.関係法令を駆使して徹底的に,かつ継続的な取り締まりを,神奈川県や横浜市,地元自治会,PTAなどとも連携した環境整備を進めて,最後の一灯が消え街が生まれ変わるまでとの決意が表明されていた.
黄金町は飲み屋の営業許可でチョンの間が出来上がってしまったのだが,非合法な風俗地区として知れ渡ってしまった.
それでも,初期は「飲み屋」としての体裁を一応は保ち,ビールや酒も置いてあったりしたのだが,
ここ数年は「チョンの間」の営業に重点が移ってしまい裏風俗店のみの店がほとんどであった.
いわば港町・横浜の「飾り窓」風俗街となっていたのも公然たる事実なのだが.
最近では部屋を空にしておくのがもったいないと思ったのか?
ウナギの寝床の飾り窓を「飲み屋」に改装して,「飲み屋」として再開する店も出てくるのだろう.
関東地区では最大の非合法風俗地帯だった横浜・黄金町(京浜急行電鉄の下車駅)の「ちょんの間」街の跡地がどうなっるのか?
ゴールドサンライズ再開発計画が検討されているらしい.京浜急行電鉄,京急百貨店,横浜市の3者は,老朽化した京急線日の出町〜黄金町駅間の高架線の補強,高架下部分の有効活用,付近の環境浄化を目的に高架下にショピング・モールを建設する計画を検討している.
これによると京浜急行電鉄,京急百貨店が各40%,横浜市が20%を出資した第三セクター方式が有力視されている.この計画名は両駅からゴールド・サンライズ計画として,付近はいわゆるスナック街として知られ,不法滞在者などによる風俗店が公然化していたのを,付近の住民からもこの計画による再開発により環境が浄化されてしまうらしい.
風俗街を廃して健全な街作りが行なえるほどのパワーが,この地域にあるのだろうか?結局,風俗街が若葉町よりに移動するだけに終わるだけではないのだろうか?残るのは新築される京急ショッピング・モールといっても,桜木町のゴールデンセンターの2の舞になるだけかもしれない.
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