西欧のAV画像サイトに記録されている女優さんの裸体には,ほとんどが恥毛の除去された状態の画像である.つまり恥毛のない「かわらけ」裸体画像が主流となっているのだ.このような画像は,わが日本では対照的に,「ヘア(恥毛)規制」という歴史的な慣習(性器を隠す)を引きずっている.規制時代の名残なのか,いまでも女性の恥毛に対して特別な思いでもあるかのようにAVで扱われているように思われる.規制のためにボカシやブロック修正された画像しか見ることの出来なかった(通常の市販流通では)時期には,無修正の画像はお値打ち品だった(しかし,内に帰ってパートナーの入浴姿を見ればいいように,無修正画像というのは中坊をターゲットにした御禁制商品だったのだが).
恥毛の無修正画像の解禁がなし崩しに進んで,日本における出版物の女性の裸画像は,「恥毛露出画像」が主流になった.しかし一方でストリップ劇場などの生裸体では,地域の警察が性器の露出を監視していた.いつのまにか,劇場で行なわれる生演技の規制規準が不況とともに,観光地ほどあいまいになった(あくまでも地域の警察としての判断だし,いまさらストリップで街興しが出来るとは思わないが).タレント知事がいる場合には,取り締まりが厳しいというようなケースも見受けられる.典型的な例としては,信濃である(マスコミに敏感な田中知事と長野県警の関係などは,それこそ日本のローカル性とブランド価値など卒論にまとめるとおもしろいのだが......).
(2)恥毛そのものの存在が美的ではない
恥毛の状態が自然のままでは,美しくないという規準がまずあって,そのために恥毛を剃毛したいるのではないか,と考えることができる.恥毛を自然に画像に定着させた日本の無修正画像(というか,現状は恥毛の無修正画像までしか許されていない:性器の露出はわいせつ)では,自然な恥毛自体を無修正な画像として見せることには,それなりの価値がある.その結果として,裸体女性の恥毛をどうやって美しく,または官能的な画像として鑑賞するのかという点で工夫が重ねられた.要するに,自然な恥毛をトリミングして美しく見えるように修正しているわけだ.
日本の女性ヌードにおいて,「恥毛の状態」の多くは,焼き海苔を縦に貼り付けたかのような長方形タイプが多いようだ.これはこのような恥毛の状態の女性が日本人には多いからではなく,画像を撮影する準備段階で,撮影助手がきちんとトリミング処理をしているからである.
樋口可南子の場合には,篠山紀信やイトイ・シゲサトが真実を知っているのだろうが,真実はどこにあるのか解明されていない.
日本人成人女性の恥毛の状態にどんなタイプの「生え揃い」が平均的なのかは,統計的な研究は公開されていない.
これこそ,まじめな中学校や高校の先生方の研究成果がかなり公表されているから,集計してまとめられれば,社会的に評価される卒論になるだろうから,まだ卒論の進行に問題がある学生さんは,是非取り組んで,社会に貢献する研究を遂行していただきたい.ただしセクハラ行為とならない程度の範囲で.....
女性の恥毛自体に何の価値も置かない西欧女性の裸体画像では,性器の周辺に広範囲に存在する恥毛は,美しさを損なう存在と考えているのだろう.
最初から芸術写真に対して規制するという概念のない海外AV画像においては,わが日本のように手間を掛けて恥毛の状態をきれいに整えて見せるという発想はないのだろう.
いちいち整える手間がかかるのなら恥毛は剃ってなくしてしまったほうが手間がかからない.
さらに女性の性器も良く鑑賞できる.
西欧の女性側にも,これまでは恥毛自体をトリミングするという概念がほとんどなかったのだから.
何といっても恥毛がなく,つるりとした女性のビーナスの丘にシンプルな縦のスリットが一筋…というのは,ずばり「そのもの」の美しさで判断することになるのだ.
さらに,西欧女性かわらけ伝説の真相は案外ここらへんにあるのだろう.
もうひとつの理由として考えられるのは,それは髪の毛を染めていることが,自然状態の恥毛が存在することで偽物とばれてしまうからかもしれない.
海外の無修正画像サイトには,髪の毛や肌の色,人種など鑑賞者の嗜好を区別するカテゴリーがあるが,日本人にとって価値のあるブロンドなどはそう多くは自然にはいないということである.
わざわざ,黒髪をブロンド染めるのだから,西欧系の髪の毛をブロンドに染めるのは,はるかに容易なことなのだから.
髪の毛がブロンドでも,下の恥毛はブロンドではない(日本人女性の場合には,下の陰毛にもブロンド処理しているのだろうか?).つまり,髪の毛を染めたら,恥毛は剃ってしまうのが普通なのだろう(日本女性も?確かめた人はレポートして欲しい).つまらないことのようだが,意外と世の中には分からないことが多いようだ.

