男と女が横に寝て向き合い,頭部と腰部を入れ換え,パートナーの性器を正面から眺めるような形が側臥シックス・ナイン態勢である.
この態勢を構成してしまえば,相互にパートナーの陰毛を手で抑えながら口を性器に接触させることができるから,剃毛作業も必要ない.さらにパートナーに接触して刺激する対象となるターゲットの位置を最適な状態に調整し安定した態勢がとれる利点もある.できれば女が横に寝て腰部を突き出すような姿勢を構成できれば刺激的で,対抗して向き合って寝ている男の口に複雑な女性自身の陰核茎部を会わせやすい姿勢であるから,どちらかが上から重なって行なうシックス・ナイン体位の欠点を解消したものといえよう.
ではパートナーが相互に腰部と頭部を入替え,横に寝て向き合う態勢をとるシックス・ナイン体位においては,責める立場と,責められる立場を平均して分担して行なうことになる.つまりどちらにとっても比較的容易に体を楽に動かす態勢をとることができるから,想像したよりも簡単に快感を呼び起こして,相互に浸り込みやすい体位といえるだろう.
Sexというのはパートナーを性的に高揚させて頂点まで到達させることを目的としているのだから,シックス・ナイン態勢の中では相互に横に寝て行なう体勢が,容易にパートナーを絶頂まで性的な興奮を高めやすい体位とわかるだろう.種族保存のためのSexであれば,動物と同じように本能のままでいいが,人間なのだから手や足も適切に動かして,Sexを快感の頂点までひたすら貪欲に楽しんでみないか.
さらに男の脚部の下となる太腿部に,パートナーが頭部を乗せてフェラチオ作業に集中すれば,女の髪が下半身に接触して繊細な刺激を加えて,またパートナーの頬のぬくもりが皮膚からダイレクトに伝わり,男の性感を燃えあがらせる.これらによって本能への回帰がさらに深くなっていく.もちろん互いに手や指による関心部位への刺激作業も容易に行なえばいいのだから.
このように考えて見ると,「相互に横に寝て行なうシックス・ナイン」が一番Sexを楽しむカップルには適した体位と思われる.いわばシックス・ナインの極意をこの体位で習得しておき,その他のシックス・ナイン体位はバリエーションと考えてもいいくらいであろう.
男がパートナーの上に重なる体勢で普通に舌を使って刺激すると,女性器をクリトリス側から肛門側に向かって舐め上げるような手順になるから,この行為を単独で行なえば,クリニングの逆さかがりといえよう.
逆さかがりによるクリニングスによる奉仕作業でも,クリトリスに絞って刺激するポイントを限定して行なうことが重要になる.
このようなときに,クリニングスを刺激的に実施する方法はつぎのような手順で行なうといいだろう.
(1)女王様に奉仕するのだから,上の唇を突き出したり引っ込めるように動かしてクリトリスを撫でるように刺激しながら,下の唇で陰核包皮を挟んで,引くように押さえ込み刺激する.
(2)さらに舌の先端を突き出して口内に戻すように動かし,舌先と舌の先端の裏側でクリトリスを剥き,豆を撫でて刺激する.
(3)つぎは上唇の動きを中心にして陰核茎部の先端を揉むように刺激する(動かしやすさから実際に動くのは下唇が主体になる).
(4)また下唇で陰核包皮を押さえ込み,上唇を左右に揺らしてクリトリスの先端を刺激する.
(5)舌の表面を広く陰核茎部に押し当てて左右に振るように動かして刺激する.
通常のクリニングスでは,これらの動きがほどよいクリトリスへの刺激となってパートナーに快感を呼び起こすのだ.
「陰核茎部を逆向きに(へそ側から肛門の方向へ)舐める」刺激法と「陰核茎部を通り越して,陰裂内側から会陰にまで舌を這わせる」刺激法は,クリニングスのやり方として最善とはいえない.つまり刺激するために動かす方向が逆になるからで,クリニングスというのは本来,クリトリスを刺激することを目的として行なうものだからである.

