八丈島への往復航空運賃が10月1日(土)〜3月31日(金)までの期間限定で,2万5000円を2万1200円(通常は片道だと1万7100円)に値下げしている.これは飛行機を利用した観光客の増加キャンペーンなのだが,もし目標とした数値に届かないと,2006年4月以降の航空運賃と便数に関係しているため,島関係者は「+1万プロジェクト」に真剣に取り組んでいる.
つまり単なる観光客でも,なんとなくボランティアとして出かけても目標値に加算されるのだ.
もちろん,この期間中であれば, 飛行機を利用した旅行者には,八丈島内でさまざまなサービスが受けられる「パスポート」も配布されている.
たとえば, 八丈島,海!,遊!,魚!まつり 〜
島の漁師のおかみさんたちとのふれあいグルメまつり〜
とれたての魚をたらふく味わうチャンス!
魚のさばき方を体験(要予約)する講座やアイディア料理講座など,
海の幸を知りつくした女性たちが腕をふるう催しが準備されている.
もちろん, 地酒の試飲, 八丈太鼓教室などの芸能プログラムも用意されている.
伝統織物・黄八丈織りを体験してみることも可能だ
島寿司は砂糖と酢が多めのシャリとヅケで.
島で捕れた新鮮な魚を刺身, くさや, から揚げも
◇開催期間…2005年10月1日〜2006年3月16日
◆開催日時…期間中の火・木・土曜日 14:00〜16:00
◇会場…底土漁師小屋(底土港すぐそば) 参加費は無料
★問い合わせ…八丈島観光協会 電話04996-2-1377
太平洋に浮かぶ亜熱帯の島・八丈島(東京都の南方海上287kmの位置にあり,周囲58.91kmのひょうたん型をした島で,地形的には富士火山帯に属している. 八丈富士(正式には西山:854.3m)と東山(三原山:700.9m)で構成). 太陽が降り注ぎ, 鮮やかな花が咲き,ピチピチ新鮮な魚介類を味わえる.これが「ひょっこりひょうたん島」のモデルとなった島といえば, 頭の中にピン!と人形劇団ひとみ座の映像を思い浮かべる人もいるだろう. しかも, この島は東京都(東京都八丈支庁八丈町に属して,面積は69.48km2)にあるのだ. 高層アパートのコンクリート・ジャングルの都会の生活に疲れを感じたら, 羽田空港から45分間の空を飛んでリゾート地である八丈島へ癒しに行ってみないか.
これまで八丈島直行航空路線には,エアーニッポン(ANK)がボーイング737-400型機(アイランドドルフィン:機体側面にイルカが描かれていた)を2005年9月まで運行していた.そして2005年10月から1日4便のうち, 初便,最終便をエアバスA320型機, 2,3便をボーイング737-500型機で運航している.そして八丈島からの第2便,折り返しとなる羽田空港からの第3便が伊豆大島を経由する運航パターンになった. これにより八丈島からの第3便の出発時間が1時間以上遅くなったが, 島民にとっては長年の悲願とされてきたヘリコミュータ以外の大島路線が開設されて, 取りあえず3月までの条件付だが,航空運賃が大幅に引き下げられた状態となっている.
しかし2005年10月〜2006年3月間の航空機搭乗者数が前年度実績を10%を越えなければ, 東京・羽田〜八丈島直行便に関しては,2006年4月から運賃の値下げを撤回して,2005年9月以前の運賃に戻す約束となっている. ただし伊豆大島を経由する航空便は航空運賃の引き下げが継続される予定とされている(地元にとっては生活路線だから運賃が継続されても,便数が減らされるのは,日常生活にとっては不便となる).
なお八丈島への海路は,東海汽船が八丈島航路を「さるびあ丸」で運航しているが乗船料金は7930円(2等). 東京を22時30分に出航して,三宅島〜御蔵島を経由して八丈島には,午前9時30分に到着する.主に底土港へ着岸するが, 時化で使用できない時は八重根港へ着岸する場合もある.東京へは午前10時10分に八丈島を出航して20時30分に帰る船が毎日運航されている.
★離島の温泉巡り
観光客として八丈島へ行くのなら温泉探訪を目的にしてもいいだろう.東京都には150箇所の温泉があるらしいが,まず遠い離島から始めるのなら,最適かも.....
なにしろ八丈島には温泉施設も多数あり,入浴料も安いから,飛行機で離島の温泉巡りで訪れる旅行者もいる.
中之郷温泉には,公衆浴場「やすらぎの湯」(中之郷の一番海側にある温泉で,浴室の窓からは海が広がっている.やや熱い目の湯温に,木の浴槽:入浴料は300円)がある. ここの泉質はナトリウム--塩化物泉で, 源泉温度は61℃となっている.
樫立向里温泉は,公衆浴場「ふれあいの湯」(露天風呂と内湯があり,ゆったりとしており,湯温は熱目だが,杉や檜の建屋に檜の浴槽で落ち着いて入浴可能),「ふれあいの湯・だんらん」(体の不自由な人向けの温泉施設で,3つの個室風呂を備えており,車椅子の利用可)がある. 温泉スタンドもあるするが, 泉質はナトリウム-塩化物泉で, 源泉温度は57.8℃である.
裏見が滝温泉(中之郷尾越温泉ゆとりの湯)は,無料で入浴できる露天風呂(滝を眺めながら入浴できる環境の温泉だが,男女混浴なために水着を着用しなければならない.朝一番だと湯温が高いままだから,水で薄める時間をみておいたほうがいいだろう.道路脇の駐車場から先は土足厳禁だから湯上り用にサンダルか足拭き用タオルを用意したほうがいいだろう)と, 日帰り入浴施設「ブルーポート・スパ・ザ・BOON」がある.泉質はナトリウム-塩化物泉, 源泉温度は53.1℃となっている.
末吉温泉には,公衆浴場「みはらしの湯」があり, 泉質はナトリウム-塩化物泉, 源泉温度は49.9℃である.
なお洞輪沢温泉には,無料で入浴可能な共同浴場があり,泉質はカルシウム・ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉だが, 源泉温度は41℃である.
八丈島の各温泉を湯巡り可能な温泉一日周遊券(入湯証)が販売されているから,購入日に限り,各八丈町温泉浴場(だんらんを除く)を何回でも利用できる(料金は大人700円,小学生350円で各温泉と八丈町保健福祉センターで販売している).
観光絵はがきのような写真を撮るのなら「南原千畳敷海岸」がある.ここは長さ500m×幅100mにわたって黒々した岩が広がる景色は見ものだ. もちろんかつては流刑地でもあった八丈島だから,釈放された流人への祝儀料理「ご赦免料理」は,善人でも一度は味わいたい郷土の味といえよう.
八丈島への旅程は,
◆JR東京駅⇒京浜東北線または山手線で⇒JR浜松町駅⇒東京モノレール⇒羽田空港⇒ボーイングB737またはエアバスA320:45分⇒八丈島空港で約2時間10分で到着する.


