男が女の後に立ち腕を前にまわした体勢になると,ほとんどが乳房を揉む作業が手で行われる.ただしこの体勢では,鼻をこすり合わせるような接吻をするには非常に手間がかかってしまう短所があるが,手のひらで乳房を刺激するには適した態勢といえる.
さらに乳房のほかにも,うなじ,顔面,下腹部,脇腹,スリット,内腿などの女の性感として敏感な部位を刺激するには,便利な姿勢といえるだろう.女の背面に位置することによって男の手が自在に女の興奮を刺激する作業の基本である性感帯を直接刺激することができ,さらに口唇と舌を使って背中を舐めるように這いまわって刺激するには格好な姿勢である.
そして下腹部では,勃起した状態になった男性自身が女体によって立ち塞がられる状況となり,女の本能をじっくりと後ろから刺激する作業も同時に進行しているということになる.
これまで西洋好みのSexマニュアル本には,男女は裸になってお互いを見つめあい,まず瞳から愛の確認をしながら腰に腕をまわして臀部を刺激するなどというような記述がある.ところが戦後生まれの団塊世代とされる親父達にとってこのような日本風俗には馴染みにくい行為も,50年も経過する,現在のニッポンでは日常的な男女の愛情表現行為として作法化されている.しかし制服をミニスカート化している女子校生でも,愛しい男と裸で2人きりの状況においては女は,予想に反して大人しく内気な演技をするようにマニュアル化されている.もちろん大人の女であれば,中高生に蔓延しているSex情報とは対照的に,Sexには禁欲的な態度を示して恥ずかしがり屋を演ずる作法が推奨されている.
ところが女性向けの雑誌などでは,本人自身の視覚である目が届かないボディ部位へ手で接触して刺激する行為は,一人Hを独特な楽しみが得られる行為として,性感の自己管理作業として意外と不思議なほどおおぴっらに進められている.
ベッドで上半身を起した態勢から女を刺激する作業をはじめるのが比較的無理のない作業であろう.最初は髪を梳くように手で頭部を撫ぜて耳朶を露出させる.もちろん耳朶にやさしく接触して愛撫する作業は,手による肌への接触に対する抵抗感をなくすために予備的な行為で,まずは指先で耳朶を優しく触って愛撫する刺激作業から始める.ただし女がまだ興奮状態に入る前の状況であるから,あまりに執拗な耳への刺激にこだわると,その行為が逆効果となる場合もあるから,反応に注意して愛撫を行う必要がある.女の反応を確認しながら継続していいのかどうか判断しなければならない.
こうして舌を使った女体の刺激作業は,耳たぶに息を吹きかけたり,縁をなぞり,軽く噛んでみたり,耳の穴に舌を入れるなどのバリエーションを試みながら,女の様子をチェックしながら本格的な愛撫作業に進んでいこう.アダルトSexの解説本には,よく息を耳の穴に吹きかけるという記述があるが,囁き程度で十分に効果があれば,無理に耳の穴に息を吹きかけるものではない.当然のことだが,この間にも空いた手をうまく使って,乳房や乳首,下腹部を中心に肌に接触して刺激を与えるのはいうまでもない.
さてつぎは,指で首周辺を揉むようにマッサージして,そのあとに唇をうなじに着けて刺激する作業を続けてよう.このときに舌先に力を入れて緊張させて,うなじ全体に接触させてその感触をお互いに楽しんでみるといいだろう.
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