ところで大陰唇の「唇」の文字に戸惑わされがちだが,日本人の場合には脂肪の載りが少なく平坦に見えるから,足を閉じていると明確に判別しにくい部位である.足を広げた状態を観察すると,性器を取り囲む陰毛の生えている部分で色素の沈着がある部位が,一般的には大陰唇と呼ばれている.もっとくわしく観察したいのであれば,観察対象とする女に,肩幅より少し広く足を開かせて後ろ向きに立たせておき,さらに少し腰を前に曲げた姿勢を取らせる.この女の後ろに位置してしゃがんだ体勢で見上げるようにスリットに注目すると,大陰唇を詳細に観察するには適している.
ところでこの部位の役割はあまり明確ではないが,胎児期の女の子においてはこの割れ目が発達して性器を被うようになる場合が多いから,膣口や尿道口を保護する役割をしていると考えられている.通常は皮膚の延長の部位であるから,小陰唇が常に閉じている状態を保持するために,土手のような防壁という役目を担っているのであろう.その証拠というわけではないが,東洋系の女の特徴とされる大陰唇が薄い場合が多く,かつ小陰唇は少し開き気味となっているケースが多いようだ.また合体Sex時に大陰辰は,男のペニスのピストン運動による骨盤同士の接触や衝突からその刺激を緩和する役割を果たしているようである.しかし日系とされる女の大陰唇を見るとわかるが,合体Sex時のクッション説にはいくらか疑問が残る.白人系では,大陰辰に脂肪の沈着が多く見られるから,合体動作時のクッション説も多少は根拠があるように思える.しかし東洋系の多くは,小陰唇が大陰唇からはみ出している場合が多いが,これは小陰唇が大きいというのではなく,大陰唇が相対的に小さいために生じた現象である.白人系では大陰唇が小陰唇をカバーしている構成が多く見られ,一見すると少女のようなクレバスだけが目に入る場合がある.しかし小陰唇と性器全体を囲い過ぎることによって,恥垢が溜まりやすいとも考えられる(チーズの香りの原因).
ところで,毛の生えた唇があるわけがないと勘違いしていると,女性器で一番目につく小陰唇を大陰唇と思いこみ,大陰唇を内腿の付根の皺だと考えている男もいるようだから,注意が必要である.クリニリングスで男が喰らいつく部位も,どうも小陰唇が先のようであることが多いらしい.しかし陰毛と同じようにアポクリン腺が存在しており,性的な匂い(好む男と,嫌がる男が存在するから一概には決めつけられない)を発する源となっている.かつては非常に効果があった部位だったが,進化の過程で次第に退化してしまったらしい(ヒットラーが好んだフェロモン).一部には現存させて頑張ってフェロモンをまき散らしている女やその「匂い」を好む男も現存しているようだ(乳製品の香り).

