ここでは,ターゲットにお仕置きを加えるボンデージを取り上げてみよう.
拘束された感覚だけで,十分に満足する人もいる.さらにきつい皮膚の圧迫感は強烈な刺激となり,より深いボンデージとなる鞭打ちによって,引き起こされる音とリズム,皮膚の痛み等による感覚的な陶酔世界に入り込むこともできる.
こういう世界に浸れるのであれば,拘束は楽しく,気持のいいものといえよう.体を縛られたら何もできない状態になるのだから,心配しても仕方がない.拘束されたら,その過程を(恐怖に対する期待感というのもあるが),楽しむことができれば,世界が開ける.
体の自由がなく,もだえるのが楽しいために拘束を受ける人もいるようだ.すべての筋肉が拘束に逆らって引っ張られ,手を自由にして恋人の顔を自分の股に押しつけようともがきながら迎える恍惚感は強烈になる.もし,あなたが縛られて拘束されていなかったら,怪我をしてしまうかもしれない.
お仕置きを行なう場合には,注意が必要である.一般常識の範囲で済ませるのは当たり前であるが,基本はすべて事前に確認しておくことである.
初めのうちは,どうなるかわからないから,最小限度の打撃レベルからはじめよう.
何をどうやるのかわからないというのではなく,刺激に対する反応に注意をしていなければならない.
いろいろな姿勢や体勢,圧迫の程度,刺激の方向,筋肉や体重の掛り方,様々な縄や道具を自分の体で試してみるのがいい.
縄であれば,肌触り,縄目の締まり方,ほどきやすさなど.
大切なデートの際に試してみたいアイデアやアイテムがあるのならば,まず自分自身で実験して確認しておこう.
その姿勢が快適なものであれば,ターゲットに対しても気持ち良いものであればいいのですが.......
自動車を利用する場合には,まわりの環境も確認しておかないと(交通量,人目,騒音,明るさ,遮蔽物など)
たとえば,お仕置き(罰ゲーム)で手を拘束する場合には,
ターゲットの手足の先端が冷たくなったり青くなったりしないように,注意していないと!!
もしそうなった場合には,皮膚が圧迫されて血液がちゃんと循環しなくなっているのだから,
これは問題と認識して対応する必要がある.ターゲットにとっては,苦痛で耐えられない状態というのは許されない.......
たとえば,手の指をミトン(ふたまたの手袋)で拘束しているのであれば,外部からは指の拘束状態が見えないから,
ターゲットの指先に感覚があるかどうかを確認させるために,手足を動かすように指示するような配慮がなければ.....
縄で腕をきつすぎない程度に縛るのにはコツがいるのだ(緊縛というのは芸術的な表現だが現実的かどうか?).
一般的には,ロープを長めに使って,ゆる目に縛るといいのだが,ところが緩すぎると,縄はゆるんでしまい拘束感がなくなってしまっては,何をしているのやら.......(経験を積み重ねないと!!)
きつく縛って手足を拘束していても,行為の途中でダーゲットの足が痺れてしまい,作業を中断ってのは興醒めであろう.この種のことは気になると,せっかく盛り上がったお仕置き気分をそぐものになる.
場合によっては,もう調教なんて馬だけにしてくれって........ことに
途中で,ターゲットが集中を失ってしまうと,新しい刺激が単なる苦痛になってしまうのだ.
絹のスカーフやバンダナなどを使う場合にも,引っ張ると結び目がきつく絞まるという欠点がある.
時には絞まりすぎて,きつきつになり過ぎで,ほどけなくなってしまい,とうとう切断するしかない事態に至ることもある.
お仕置きの初心者であれば,このような問題に遭遇するのを避けるために,事前に拘束具としてベーシックな手枷や足枷(皮製,マジックテープ等)を購入しておくといいのかもしれない.
もし購入するのが恥ずかしいというのなら,よくあるお題目(パーティの余興の景品,ブーピー賞,結婚祝いのいたづらなど)を利用すれば,問題ない!!
手錠は手を拘束する金具だから,まず第一の拘束具として利用しやすいが,利用法によっては苦痛を伴う場合があるから注意して扱わなければならない.大人の玩具売り場で扱っているような手錠は動作する機構部が比較的壊れやすい.使用中にトラブルと,やすりなどで切断しなければならなくなることもあるので避けたほうがいいだろう.
手錠を使うのであれば,機構部ががっちりしたものを選び購入するべきだろう.
手錠を手首にはめると,その位置で固定するダブルロック式であれば,お仕置きの作業中に手錠に力がかかっても,玩具の手錠のようにどんどんきつく閉まって行くようなことはない.しかし手錠は金属がむき出しになっていて手首の皮膚を傷つけやすいから,あくまでも手首を拘束する目的に限って使用するべきでろう.
手首を拘束して吊上げたり,首輪や足枷と連結するような場合には,裏にパッドがついていてバックルでしめる手枷を使ったほうがいいだろう.
これで,所期の拘束を体に加えたら,一段落ではあるが,注意することあげておく.
(1)縄で縛った人を一人にしてはならない.拘束具で自由を奪った人の場合にも同じである.
危険な姿勢で(さらに振動玩具等を装着して),ターゲットにお仕置きを加えて縄で縛りあげ,放置するというのは,刺激的なアイデアではある.放置プレイっていうらしいが....
しかし実際に行なう場合には,次のような場合を考えて置かなければならない.
だれか他の人がやってこないか?
もし地震や火事になったら逃げるのは?
緊急の事態に出会ってしまっても大丈夫か?
お仕置きは,外部からみれば大人の遊びには違いないが,自由な動きを拘束されたターゲットに災害がやってきた場合に,無力なターゲットはどうすることもできない状態でパニックに陥ってしまうのである.
大切なパートナーを危険にさらすわけには,いかないのでる.
まあ,これこそが西洋の騎士道であろうか?
で,つぎは体を拘束する場合の注意点である.
(1)襟首の周りを拘束する場合には注意が必要である.
頚動脈は脳に直結しているから,首のまわりに圧迫を加えるものはすべて,たとえ短時間でも意識不明の状態を引き起こす可能性があることを予備知識として入れておこう.同じ様に猿轡やボール・ギャグなどの口を縛り付けるものにも注意が必要である.適切な拘束を通り過ぎると呼吸を困難にするだけではなく,催吐反射を引き起こし,ターゲットが自分で猿轡を外せない場合には非常に危険なことになる.猿轡を使用する場合の非常停止などの意志表示方法を事前に打ち合わせておく必要がある.
(2)立った姿勢で体を拘束する場合には,短時間であっても,どのようなきつさであっても,頭部への血液の循環が悪くなることに注意を払っていなければならない.どこかで拘束を締め付けすぎると,貧血を起こして気絶してしまう場合もあるのだから......
ターゲットも全体重がかかっていてもすぐに外せるようなフックを利用すべきだろう.これはパニック・スナップ(panic snap)と呼ばれていて,金物屋で販売している.ロープやストラップを切り取らなければならない場合に備えて,包帯用の鋏みを用意しておくこと.
ターゲットを縛り付けるものにも注意が必要である.むき出しの給水管を利用する場合には,それが熱くならないかどうか確認しておかないと(熱湯や冷水が流れてくることもあるから),お仕置き作業の邪魔になることがあるから.
蝋燭(ローソク)についても同様に,拘束した状態のターゲットに炎を近付ける場合には,逃げることが出来ないのだから,注意すること.
ボンデージというものが人間にとって,自分が無力であり,誰か他人が自分の体を好きなようにすることができる状態で,それを防ぐ手立てがない状況にある場合には,大きな興奮を呼び起こすことがある.
「おまえを興奮させて,自分を失わせてあげよう.それを自分ではどうすることもできない」という状況に.
手も足も出ないように縛られて拘束されること,またはたとえ完全に無力ではないにしても,縛られて拘束されているということは,相手に大きな信頼があってこそ可能なのである.両脚を開き,淫らに感じて,誰かが脚の間に跪き,あなたの体を使って楽しもうとする,あるいはターゲットを耐えられないほどの快楽に陥れるのを見るのは,.....
これこそが大人のお仕置きなのである.
SMプレイは,商品として演じられる18禁ビデオのDVDのなかにあるのだ.

