さてつぎは,パートナーに奉仕する立場となる男の立場から,オーラル行為についてその要点を箇条書きにまとめておこう.
(1)オーラルの基本は接吻(キス)より始まるのだ.Sexにつながる性感センサへの刺激も愛撫といわれる肌の接触行為からスタートするのだかそのきっかけはキスからである.男はSexで主導権を確立するためには,キスをしながら同時に手を効果的に動かして女体を刺激して性感を高めようとする.
・2人の男女が初めてSexを合意の上に開始するのであれば,これが一番基本的なパターンとされてきた.しかし,2度目,3度目とSexを繰り返すようになれば,時には突然クリニングスからスタートさせるというようなパートナーにとって想定外の行為から初めて見るのも,女体にはいつもとは異なる刺激となって性感を高揚させる効果がある場合も考えられるだろう.女がクリニングスによって性感が昂まってきたところで,抱き寄せられて,口を吸われながら,自分の性器より染み出てくる液体の意味を自覚しながら,すでに快感で性器が合体にそなえてグチュ・グチュに濡れた状態に到った陰裂を,オスが指で刺激していじくられるのは相当な快感が得られる刺激になるようだ.
(2)パートナーが本能に従って前向きに性交渉を受け入れようとしているのなら,まず下着を取り去ってペッティングし,それからオーラルを深めていく手順で新しい性交渉の楽しみが発見できるだろう.
・好奇心の旺盛な厨房たちのオスは,女が下着を着けた着衣の状態で,上半身なら乳揉みやペッティングなどの行為に取り掛かろうとしがちである.女の立場で見れば,着衣のままで肌を露出させるのでは落ち着きが悪く,気に入った下着も傷みやすく,汚れなども付着しやすいなどが気になってしまう.それに,自分の生理現象による汚れのついた下穿きは,早めにパートナーの目につかぬ場所に隠しておきたいのが普通である.女によっては,おもちゃのように扱われたように感じる場合もあるだろう.快感を得るための合体Sexにおいても,パートナーの女心を男は理解しておいた方がいいということである.
アダルト・ビデオのペッティング場面では,女優は下着を着けたままの状態で,下穿きの股の部分を横にずらし,クリニングスや指でマッサージを行なうシーンは,あくまでも見世物としての画面効果より流行るようになった映像である.女に下着を着けたままで愛撫をすることを勧めるSex解説本は,定型のパターンにあきた下劣な男のヴァリエーションから出てきたものであろう.
もちろん男女がすでに十分すぎるほどに親密で,パートナーの下着の汚れが反って相手に興奮するための素材となり,下着の破損は男が経済的に補償する関係となっていにるのなら,好きなようにしてもいいだろう.Sex技の解説本は,男と女の間にあっての「初めての合体Sex」をテーマにするのであれば,パートナーに対しても初めての行為に対する女の心理に配慮が足りないといえる.
女は「初めての合体Sex」の段階では,まだパートナーと本当にうち解けた状態になっていないのだから,下着の傷みや汚れも,非常に気にするものである.
(3)ただし「 ペッティングなどのプロローグ」でも説明したが,周辺部位の責めに時間をかけて自己満足をしてしまわないこと.
・どうしても,クリトリスとそれ以外の性感部位とでは,肌を接触して刺激したときに受ける快感が全くことなるものである.オスが好奇心から長々と「ほかの部位」に関心を向けて執着して刺激するのはこのましいとはいえない.
また,クリトリスを責めているときには,パートナーの快感受容をクリトリスに集中させるようにして,同時に乳首を責めたりすると,その結果として,クリトリス責めの刺激リズムが安定しなかったり,時々途絶えたり,強く刺激しすぎたり,攻撃目標がクリトリスからはずれたりするなどの欠点が出てしまうからである.

