現在では便利な道具や自動機械が私たちの周辺に氾濫している.これはつまり自分の手で直接触れてじかに動かすという行為が少なくなっているということだ.とくに家庭内において女性が主体となって行う家事作業においては,10年というスケールで眺めて比較すると,非常に楽になったといえるだろう.
まず炊事(飯炊き,食器洗い),洗濯,掃除などの日常的な家事がある.どれも便利な白物家電製品のお世話になっていることだろう.もちろん外で物を作る農作業や仕事場における機械という存在も欠かせないものとなっているのだが.....
だから工芸やアートのように手作りを重視するわけでもないが,機械や道具を否定するほどのこともないが,手の持っている「機能」と,機械のもっている「性能」をうまく組み合わせて使いこなすことによって,さらに素晴らしい日常生活を実現できる場合もあるだろう.
ボンデージという行為にも,Sexという行為でも,本来は裸になって行うのであれば,からだの他にはなにも道具を用意する必要はないのだ.つまり身ひとつあればなにも持たなくても十分に楽しむことができるのだ.人間が裸になって肌と肌を合わせることは基本にあることだから, 身体のすべての機能と刺激をフィードバックするセンサとなる五感を研ぎ澄まして,快感を高めて創りあげていく楽しさがあるのだ.二人だけの関係による刺激と反応による楽しさを求めて,さらに快感を求めて探すのが最も重要なSexの楽しみ方といえるのだろう.
さらにその上に刺激的な道具を追加するとしたらが・・・・.つまり身体の機能の代用ではなく,すべての身体の機能に上乗せして使える道具を用意することができれば,そこにはこれまでの合体Sexでは味わうことのできなかった領域に入り込んでより快楽を楽しめる経験が待っているかもしれないのである.
ということで,便利だから使うということではなくて,刺激という機能を深めるために使うものである.そのためには大人のトーイ(玩具:アダルト・グッズ)は重要な付加物になる.ボンデージ行為においては,自分で使う道具を手作りすることにこだわるのもいいだろう.
かつてのようにアダルト・ショップにおいて店員と対面して購入する販売方式では,恥ずかしくて店頭では購入しにくいことがあった,そして欲しい道具がなかなか販売されていないのだから,どうしても自作が必要になってしまうという環境ではなくなっているのだ.こうして合体Sexの楽しみ方のバリエーションが増えてそれをバックアップする環境も整ってきたということである.だからマスターとしては楽しみ方のバリエーションを工夫することが要求されるような状況になっているということである.
さてボンデージ実行者として,なにか個性的な特徴を持った道具を用意できているのだろうか.そのツールをどのように使い込んでおき,パートナーとともに楽しんでいるのだろうか?

