調教というと競馬用語と思う人の方が多いのだろう.ところがボンデージの世界では,人間に調教という言葉を使う場合が多い.または馴致とか,漢字表記が多いのはやはり緊縛という世界との関係が深いからだろうか.
馬をしつけるように,女体に拘束を加えて合体Sexだけではなく,Sexがらみの快楽領域を拡げる行為としてパートナーに刺激による反応を認めさせることである.競馬に勝つために馬を調教するのと,Sexの一環としての快楽をむさぼるために女を調教するのはどうもしっくりしない.
別にフェミニストを気取るわけではないが,まだサディストである方を選びたいのだが....
騎手と競走馬の関係とパートナーとマスターの関係は,追い込みで鞭を使うことでは近いともいえるようだが....
パートナーとなる女にボンデージ行為によって,さらなる”快感の世界の幕を開けた”ということである.そして次に控える”未体験領域に期待と不安を感じている”状況が展開すればいいだろう.
さらにまた,こうしてボンデージ行為が男女の絆を共犯者としてより強くしていくように感じられるのであれば,立派な緊縛世界の住民になれるということだ.
さてボンデージ入門によると,女体を調教する状況設定としては,つぎのように段階的に進めるといいらしい.
まず次回のデートにパートナーにガータまたはガータパンスト,それにスカートを着用した服装で来るように依頼する.
そして計画通りに待ち合わせた場所にやって来たら,まず近くの喫茶店に入って,スカートに手を入れ下着のチェックを行う.
もちろんこのときに,軽く刺激する程度のボディ・タッチと愛撫を与えておき,さらに次のステップに進み,
「トイレで下着をはずしてきなさい」と命令するプロセスに移る.
このような手順を踏むことによって,パートナーに抵抗感を少なくして非日常的な行動を受け入れさせやすい.
要するに,手を抜かずに,自然な順序を追って行動を進めてパートナーを乗せて行動モードにしてしまうのが調教といえるだろう.
このような場合でもボンデージ行為に必要とされるのが「言葉」による刺激の確認というフォローである.
相手の語彙やキーワード(鍵)にあわせて「すごく感じてる」とか「小股が濡れてビショビショになっている」などと刺激に対してかなり感じて反応していることをパートナーに認めさせて,より羞恥を掻き立てることが必要なのである.
この刺激と言葉による反応の予測や確認という部分が調教における”刷り込み”として重要な作業である.
つまり,非日常的な行為や愛撫でよりパートナーを刺激して感じさせ,言葉によって反応の”刷り込み”を行うことが調教なのである.
腕や腿をひもで縛って拘束したり,肌を叩いたりする行為だけが調教ということではなく,少し激しく皮膚を刺激する行為の後に「言葉」で反応を定義することが重要なのである.この2つが揃えることが女体の調教ということになるのである.

