つまりボンデージに慣れないパートナーが,
「もうだめ,これが限界です」という状況になる前に
ボンデージ作業を中止できる程度の判断力を確保しておかないと.....
こんな言葉をパートナーの女から聞いたからといって,
つい「嫌よ,嫌よも,好きのうち」なんて考えてさらに先に進んでしまいがちだが,
これが本当にパートナーの限界だったとしたら?
たぶんもう2度ソフトなボンデージ行為には付き合ってくれないだろう.
そこに踏みとどまって,直ちにボンデージ作業をやめて拘束から解放して,
「ちょっと自信がなくなったので.....」というのであれば,冗談ですむのだが.
そして危ない事態になっても,抑制できるパートナーとして評価されれば,
次の機会には,もう少し先まで作業が進められるかもしれない.
そう何事にも急がず,じっくりと安全を確保しながら進むのが原則である.
ところでボンデージ入門初心者には,まず気がかりな状況としてありがちなボンデージの欠点に遭遇してしまうことがあるだろう.
マスターとしてはパートナーの肉体的な限界がどこまでなのか,どの程度の苦痛までなら耐えることができて,慣れるに従って快感に転嫁することができるのかを知っておくのは,ある意味ではかなり危険な行為をしているということを意識していれば当然のことなのだが......
ボンデージというのはその行為の幅が広くて,ソフトなボンデージであればまだパートナーに与える刺激も小さいが,ある程度慣れてさらにハードなレベルに到達していると,マスターが客観的な女体の負荷状況の判断を誤ると,あとでパートナーが脱水症状に陥ったのがわからなかったり,縄を使って関節を締め付け過ぎたり,肌を厳しく縛り付けたりしすぎるとずっと体に残る傷になる場合も出てくることがある.
ここで確認しておかなければならないのは,ボンデージというのはパートナーをただ痛めつけてマスターだけが快感を得るものではないということである.
あくまでも,男女の合体Sexのバリエーションにおいて,パートナーの動きを規制して新しい刺激を相互に与える環境を築いて,より興奮して体の性感反応を高めて快感のレベルを高めることにあるのだから......
正しい縄やロープによる女体の拘束法を把握した上で,緊縛による刺激とその反応についても正確に判断可能な情報をもった状態で縄縛りなどのボンデージ行為を行うのであれば,マスターもパートナーともに心地よい快楽に浸ることのできるものだということである.
これはボンデージ行為のリーダとして進行ホストとなるマスターには,絶対に自覚が必要とされることである.これだけボンデージが認知されてくると,好奇心からボンデージ行為に入ってくる場合もあるが,気をつけなければ,怖いものとして忌避されてしまい,一部の変質者の行為となってしまうのだから.......
だから,成り行きであまり自信のない状況からボンデージ行為に入り込んでしまった場合には,パートナーが限界(たぶん女体)だと思ったら,即発する緊急事態宣言とする単語を決めておき,その単語を宣言したら,直ちにボンデージ作業を中止するという約束をしてから,始めるべきである.
たとえば,「もう限界です」「これで終わり」「ストップ」などである.
これをパートナーが口にしたらそれ以上ボンデージ行為を進めるのは,その時点でやめるということである.
こういうボンデージ・規則を確立しておくことによって,より安全な環境で興奮して快感を得るためのボンデージ行為が大人同士として行えるだろう.

